手すり1本でも駆けつけます
建設関係や福祉関係に携わるなか、お年寄りのお宅を訪問すると、家の段差や手すりを間違った設置の仕方や使い方をしていることを見る機会が多い。ほとんどはお年寄りだけで生活しているが家の段差は多くバリアフリーとは程遠い、古くからの日本の建築で建てた家に住んでおります。
私が介護保険の住宅改修を始めようと思ったきっかけは、どうせやるなら人に喜ばれようとの思いからでした。
まずは、福祉用具専門相談員の資格を取り、続いて福祉住環境コーディネーター2級、ヘルパー2級と・・・現在は、ヘルパーとして午前中は訪問の仕事をし、午後は当社の仕事をしております。
実際に施工業者として、福祉に携わる立場として、コーディネーターとして 利用者さんやご家族との相談にのってあげることも仕事の一つとしております。
住宅改修工事は生活向上のために
高齢者の方は、段差があっても、歩きにくくても、使いにくくても昔からそうやってたからと我慢をし、大丈夫だよと言う方が多いです。
費用の面などの心配があるのだと思いますが、ゆっくり丁寧に1割の負担だとお話をするとそれなら、やって欲しいとなります。実際にはケアマネージャーさんから依頼を受けて、利用者さんのお宅へ行き、ご家族やご本人様とお話し、状況などを掌握させていただき施工プランを立てさせていただきます。行政からの承認が得られてからの施工になります。
介護保険で20万円までは本人負担が1割で2万円以下となります。20万円をオーバーする場合は自己負担となりますし、それ以下ならまた使う事もできますので、施工前によく話し合った上での施工となります。
工事後に手すりを握って『一人でトイレまで行けたよ・立ったり座ったりが本当に楽になった』との言葉をかけていただいた時、この仕事をやっていて良かったと思う瞬間です。